ご支援お礼 & 当会「犬パルボ」対応につきまして

ご支援お礼 6月22日~8月29日

 支援金 宇都宮市キキママ様 東京都アメ太ママ様

 ネット経由物資 千葉県M・S様 那須町Y・S様 福島県R・K様 那須塩原市M・I様 足利市K・F様 
栃木市K・O様  他の皆様、いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします_(._.)_



 さて、先日ワクチンについて問い合わせを頂きました。簡単に言いますと、県内、某団体さんで発行しているワクチン証明書が、ワクチン1本1本についてくるラベルも証明ステッカーもない、手書きのものだったらしく、「お宅はどうなんだ」ということでした。

 当会はオリジナル書式です(^-^)
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 当会では、獣医師会が使用する証明書書式に加え、接種部位の表記とバイアル瓶に巻かれているラベルの貼り付け場所まである、ちょろまかし完全不可能なオリジナル書式です。その他、猫のFFや犬のフィラリア検査結果など一括して書き込んで情報をまとめておくようにしています。

 その団体さんがなぜラベルの貼り付けもない証明書を発行しているのか分かりませんが、本当に接種したのか、きちんと1ドース接種したのか、疑念を招くことになりますので、しっかりとして頂きたいですね。

 そして、それにも関連するお話

一応沈静化したようですが、最近、栃木県内で犬のパルボウイルス感染症による被害がかなり出たようです。

その後、ワクチンによる予防を始めたところが何箇所か(行政も?)あると聞きました。「いまさらかよ」としか言えないのですが、今までワクチンも徹底せずに多頭の犬の出入りを行っていたところがあったようです。ブリーダーや引き取り屋ならそれもわかりますが、保護団体でも?本当なら残念です。

 この記事で言いたいことは、他団体さんにもきちんとワクチンを徹底してもらいたいということももちろんですが、もう一つ、「ワクチンというものを勘違いしているような話が聞こえてくる」ことへの警鐘です。

 「ワクチンを打ったから大丈夫」は間違いです

ワクチンに治療効果があるかのような、「予防」と「治療」の区別が曖昧な話が聞こえてくることがあります。パルボウイルスを例に挙げて、簡単に言えば、パルボウイルスが残存しているシェルターに子犬やワクチン未接種の犬を入れ、そこでその犬がウイルスに感染した後にワクチンを接種したとします・・・

 発症します

ワクチン接種がストレスになり、むしろ悪化させるおそれもあります。

発症か予防かは、簡単に言えば、野外ウイルスとワクチン株(ウイルス)の犬体内への「早く入ったもん勝ち」です。

 そもそもワクチンとはどんなものでしょうか?

パルボウイルス感染症ワクチンとは、主成分は特殊手順で悪さを出来ないようにした「パルボウイルス」です。
手錠と足かせをつけたようなイメージです。

ワクチン接種により、体内に「手かせ足かせ状態のパルボウイルス」を晒し者にして、今度本物のパルボが感染してきた時のために、倒すのに効率の良い自衛武器「抗体」を作ります。それに数日~1週間くらいですかね(パルボは早い方です)かかります。

しかし本物のパルボウイルスは晒し者になる前に、数日の潜伏の後に、その犬に激烈な症状を起こしてしまいます。

その為、武器「抗体」の出来ていない犬は、なすすべなく激烈な症状にやられてしまうのです。

ワクチンを打っていても、充分な抗体の出来る前や、ちょっと難しい話ですが、まだ移行抗体の保持時期に接種してしまった場合などには防ぐことができない場合もあります。(その為に子犬では複数回接種を行います)

 
当会では、インターフェロンを使用しています

 東レから販売されているインターフェロン商品名「インターキャット」は、そもそもは猫のカリシウイルス感染症に対する治療薬ですが、犬パルボウイルス感染症の治療効果もあります。その効果は絶対ではありませんが、文献によれば発症した犬の治療に関して、抗生物質などの対症療法のみの場合と比べ、インターキャット(犬乾燥プラズマ併用)使用により、死亡率を半分以下に低減することが出来ています。

 当会では、もし受け入れた犬が既に感染していたとしても、まだ発症していない潜伏期間であれば、さらにインターフェロンの抗ウイルス効果は大きいと考え、出処がはっきりしない犬の受け入れの場合は何の症状も無くても、常に受け入れ初日から3日間、約3.3MU/日の皮下接種を行っています(要するに、便宜上、犬の大きさに関係なく1瓶/頭)。当てずっぽう接種ですが、前述の通り、パルボ感染の可能性がある犬へのワクチン接種は意味がないので、今現在、この方法が一番的を射ていると思います。もし感染していても、発症を抑えてあげることができる、または軽減してあげることができる、そして何よりシェルターの環境汚染を最小限に防ぐことができる根本的な唯一の方法かと思います。

 そして約1週間、何も問題が無いことを確認してから混合ワクチン(当会では生6種)を接種です!

 インターフェロンの難点はワクチンに比べると5倍以上のコスト、そして3日間の接種の手間です。

 インターフェロンの使用の他に、もちろん最初の数日間の新入り隔離は必須、そして排泄物に触れないように、先住の犬たちの散歩コースは使いません。そしてさらに、ベースとして先住の子達のワクチン接種が事前にしっかりとされていれば、パルボも怖くはありません。


 PS 書きたいことを全部書くと、この3倍くらいになってしまうと思うので、言葉足らず、誤解をおそれず・・・という部分はあります。何なりとツッコミ、ご質問くださいませ。
  
 
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9月1日の里親会もよろしくお願いいたします
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No title

上記の「引き取り屋」とは、どういう所なのでしょうか?

No title

ひまわりさん

以前の記事http://tomyshouse.blog.fc2.com/blog-entry-139.htmlをご覧になってください。その中のリンク先の、スタッフkacoさんのブログに詳しいです。動画も是非。うちも長いこと引き取り屋に関わってきまして、少なくとも100匹以上の犬猫をレスキューしました。要するにブリーダー、ペットショップ、また一般の飼い主からお金をとって犬猫を引き取る業者です。宇都宮にあった業者は、引き取ってそのまま殺していて、有罪となりました。当会が関わってきた業者も、何度も死体は放置されているし、治療や健康管理など皆無、早く死んでくれれば餌代がかかならくてすむ・・くらいのところです。
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